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日本とフランスの違い

 

フランス

 

 夏休みの2週間、私は友達に会いにフランスを旅し、日本とフランスの違いを肌で感じることができた。今回の滞在では、リアルなフランスを体験できたと共に、いかに自分が日本という国を知らないかを目の当たりにした。
 フランスには、様々な人種が共存しており、空港に到着したその時から、フランスが移民の多い国であると実感できる。その分貧富の差も激しいようで、ブランド店が並ぶ通りで物乞いをしている女性や、地下鉄で窃盗をする人も見かけることがあった。「日本でも盗みをしようと思えば出来るでしょ?」と言う友達の質問から、“盗む・盗まれる”が常識化しているのだと気付かされた。最も衝撃だったのは、フランス人の家を訪ねた時に、「昨日、泥棒が入った」と、割れた窓と荒らされた部屋を見せられたことだ。田舎の家では頻繁に泥棒が入るみたいで、ひどい時には床に汚物がまかれていることもあるそうだ。フランスという国に警戒心が働いた瞬間であった。
 学生面での違いもあり、来年から社会人になる私は、「学生期間、短いよ」と言われてしまった。フランスでは学生期間が長く、社会人として働き始めるのは25歳以降で、学生の間に、社会人としての基礎知識は全て習う様だ。日本では、“就活”が文化の様になってきていると感じるが、国により全く違うものだと認識できた。
 日本とフランスの違いはまだまだあるが、今回の旅では、日本について質問されることも多かった。「なぜ、日本は鎖国中、オランダだけ許可していたの?」、「日本酒はどうやってつくるの?」、その他、天皇や内閣総理大臣、大使館について…。どれも安易に答えられる質問ではなく、自分の知識のなさに不甲斐なさを感じることも少なくなかった。まずは、他国より自国について勉強しなければいけないと心から感じた。
 この様な機会に恵まれて、今までよりも更に、“旅行”がもつ醍醐味を深く味わえたと思う。その国の土地に足を踏み入れ、空気を肌で感じ、文化に触れ合う中で、日本についても考える。日本について質問された時は、日本人として恥のない答えができるようになっていたい。その様に、日本と各国を見ていくことで、本物の世界が見えてくるのではないだろうか。今回の旅では、観光としてのフランスではなく、リアルな姿を見ることが出来て、学生の間の貴重な体験となった。


                                                                                                                    【法学部法律学科4回生 保井 彩里】