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学生時代の経験と出会いを大切に

浦川 晃さん

2003年3月法学部法律学科卒業 BNPパリバ銀行東京支店

■はじめに

私は高校卒業までを福岡で過ごし、同志社で4年間の大学生活を送った後、早稲田大学大学院での国際関係学の修士課程を経て、2006年にパリを本拠とする欧州系金融機関であるBNPパリバ銀行東京支店に入行しました。以来同行の資源・エネルギー・インフラ・プロジェクトファイナンス部で勤務しています。

 

■仕事について

所属部署での仕事は、大規模な設備投資を要する国際プロジェクトの開発を、資金調達という側面からお手伝いすることです。プロジェクトの所在国はエマージング諸国をはじめ洋の東西問わず、協働するお客様も案件毎に実に多様です。プロジェクトをとりまくあらゆる要因(例:政変や経済情勢・金融環境の変動など)により案件が難局を迎えることは度々ありますが、その難局を関係者と協働して乗り越えることにより案件がゴールを迎える際の達成感は格別です。何より多様なバックグランドを持つ人々が各々役割を担いながら共通の大きな目標に向けて協力して仕事を進めて行く環境、そしておカネという色のないものを通じてですが、プロジェクトの成功という目に見えるものの実現をお手伝いできることがこの業務の醍醐味です。

 

■ 学生から社会人へ

学生の皆さんのなかには、入学当初からこの仕事につきたいという考えを明確に持っている方もいれば、そうではない方も多くいらっしゃるでしょう。私はというとまさに後者で、フランスの銀行で働くことは勿論、上記の様な仕事があることも知りませんでした。ただ当時より国際的な分野に興味のアンテナを張り、またこつこつとではありましたが語学も身につけていきました。学内の留学生とは積極的に交流を深め、長期休暇中はよくバックパックで旅に出かけ、様々な国の人々との出会いから多くの価値観に触れました。こうした経験や出会いをベースに、やがて日本と海外を何らかの形で繋ぐ仕事を、という思いを膨らませていきました。その思いがひとつの軸となって進んだ大学院では開発経済という分野との出会いからエマージング諸国からの留学生と机を並べて学び・議論する機会を得ました。また、学外では政府系の開発金融機関や銀行、証券会社の国際部門でのインターンシップに参加するなどの経験を積み重ねながら、キャリアの軸を少しずつ太く、より具体的なものに膨らませていき、就職活動で出会った現在の職場の一員となりました。

 

■後輩の皆さんへ

これから社会に出られる皆さんには、何より自分の直感と可能性を信じて、失敗を恐れずまず一歩を踏み出してみること、そしてそこに広がる経験と出会いを大切にしてほしいと思います。

あらゆる可能性にあふれる学生時代、よし、まずはやってみようという気持ちでチャレンジして、そこから生まれる出会いから得られる新しい考え方や、時に失敗を通じて得られる教訓を自分のものとして取り込んでいくことが大切です。さらにそこから新しく興味がでてきた分野があれば、もう一歩前に進んでみるという経験を繰り返し、そのひとつひとつを繋ぎ合わせていくプロセスこそが、その後就職の時期を迎えるにあたって、自分は何をやりたいのか、社会人としてどのような形でスタート切っていくか、さらにはその先のキャリアをどう切り拓いていくかを選択する上で、他の誰かの受け売りではなく自分だから持つことのできる、また自分自身納得できる軸を提供してくれるのではないかと思います。そのプロセスを意識することは、折々でチャレンジや選択が必要となる社会人生活でも必ず役立ってくれると思います。

学生時代、就職活動、そしてその先に続く社会人生活。何れにも王道はないと思います。是非皆さんひとりひとりが、ワクワクするストーリーを築いて下さい。皆さんの充実した学生生活とその後のご活躍を切に祈っています。

 

『NETWORK法学部2015』より転載