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悩むということ

佐藤 遥さん

2016年3月法学部法律学科卒業 京都府庁農林水産部経営支援・担い手育成課

 

 「安定したいから、利益を追求したくないから公務員になるの?そんな薄い理由でなれる訳ないやん。国民一人の利益も考えられへん人間が、国民の安定より自分の安定を望む人間が、公務員にふさわしいと思う?ほんまに自分がやりたいことって何なん?」
 私が将来について深く考えさせられた、サークルの先輩の言葉です。黙り込むしかなかったあの時の感情を、今でも覚えています。
 あの言葉以降、毎日自分自身の将来について考えました。自分のやりたいことは何か、自分の実力を発揮できるものは何か。繰り返し自分に問いました。インターンシップに参加したり、就職した方のお話を聞いたり、説明会に参加したりしました。自暴自棄にもなりました。そして行きついた結果は、公務員という選択肢に囚われず「大きく育ててくれた大好きな京都府に恩返しをする」仕事に就くことでした。意思を固めて以降の学生生活は、理想とする将来に近付けるよう視野を幅広く持つことを意識し、苦手分野にも取組みゼミ活動やアルバイトにも全力で打ち込みました。
 試験勉強は大変厳しいものでした。初めて学ぶ経済学にはとても苦労し、自分の実力の無さに泣いたことも何回もあります。民間企業への就職活動もしていましたが、時間がないために焦りが生まれ、望んだ結果にならないこともありました。しかしあの言葉を思い出し、逃げたくないと向き合いました。この時、ゼミ活動等で培った粘り強さやチャレンジ精神が発揮されたと思います。面接では等身大の自分を伝えることを目標に臨んでいました。悩んだ過程で、飾った態度が苦手なことに気付いたからです。
 あの時先輩に言葉をかけられなかったら現職に就くことはなく、「ほんまに自分がやりたいこと」について悩み全力を尽くしたからこそ、今の自分があると思います。大学生活で、是非、悩んでください。そして幅広い知識や教養を学ぶ絶好の機会を生かし、将来へ繋がりますよう陰ながら応援しています。
『NETWORK法学部2017』より転載