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一期一会

上村 彩乃さん

2010年3月  法学部政治学科卒業

留学と聞いて殆どの人がまず思い浮かべるのは海外留学だと思いますが、私が2年次に選択したのは早稲田大学への「国内留学」でした(国内留学=正式には早稲田大学への学部交流学生として派遣という言い方になります)。

同志社と早稲田は学生交流に関する協定を締結し、1997年度から相互に学部学生の派遣および受入を行っています。この制度を利用し、私は学部交流学生として早稲田大学政治経済学部に2007年4月1日から翌年3月31日まで1年間在籍しました。この年の早稲田大学は大隈重信の唱える人生125年説に基づいた創立125周年という記念の年であり、野球部の全日本優勝もあって非常に盛り上がった年でした。

留学をしようと思った理由は同志社とは違った土地で講義を受けることにより、一つの意見だけではなく複数の意見に触れることができると思ったからです。また日本の選挙に興味があったことに加え、様々な国の人とディスカッションをするにしても、まず日本のことを知っておきたいという想いがあり、同志社の法学部政治学科では現代政治コースに進もうと考えていました。そのため政治経済学部を選択しました。

ここで早稲田での勉強・生活の様子について述べておきたいと思います。まず勉強では、早稲田では国内政治にとどまらず国際政治、思想、法律、語学、一般教養など幅広い講義を選択することができました。同志社に戻ってからのゼミも視野に入れ選挙分析に使えそうなパソコンの講義も受講していました。これらの単位に算入される講義とは別に海外からの留学生の皆さんとも交流したいと思い日本語の授業のアシスタントもさせて頂きました。2年次に編入したようなものだったので最初はどの教室にも知り合いが全くおらず孤独でしたが、そのような環境だったからこそ積極的に自分からコミュニケーションすることができたと思います。

次に生活についてですが、まず東京の家賃の高さに驚きました。そして国内留学なのにもかかわらずホームシックにもなりました。数多くあるサークルのなかでも放送系のサークルに所属しました。そこでは野球部の練習試合でウグイス嬢をさせて頂いたり、早稲田祭のサテライトスタジオで天気予報を読ませていただいたりと貴重な体験を数多く積むことができました。

留学を終えてみると、期限が決まっているために同じ環境にいるよりも緊張感を持って一日一日を過ごすことができたのではないかと思います。また友人に家族といった今まで当たり前に周りにいてくれた人たちの有り難さを改めて感じることができたと思います。特に温かく送り出し、温かく迎え入れてくれた学友たちには感謝しています。そしてなにより沢山の新たな出会いが私の大学生活を鮮やかに彩ってくれました。

大隈が初めて新島を知ったのは、東京専門学校が開校された頃だといわれています。大隈は、早稲田を訪れた新島に対し、共に民間教育のために尽くそうと言って大いに励ましました。数年後、大隈は大学設立をめざす新島のために募金運動の手助けをすることになります。新島の大学設立の夢は大隈との出会いがなければ叶わなかったかも知れません。少し大げさにはなりますが、私が早稲田大学に国内留学できたのもこの二人の出会いがあったからこそのことです。このように出会いは未来に予期せぬ展開をもたらします。

同志社大学は留学のための制度や他大学で学ぶための制度が充実していますので、これらの制度を利用してみてはいかがでしょうか。きっと素敵な出会いが待っているはずです。

 

『NETWORK法学部2010』より転載