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裁判所事務官への進路選択

小園 諒さん

2014年3月法学部政治学科卒業 大阪地方裁判所(裁判所事務官)

 

  私は、法学部政治学科を卒業し、法学研究科政治学専攻を修了しました。政治学を専攻していた私が、なぜ裁判所事務官になることを選んだのかについて、以下に記してみます。
  学部生のときは、政治学の一分野である政治過程論を深く学びました。大学院に進学後は、ひとつの具体的な事例(過労死問題)を取り上げ、政策形成過程の実態を分析しました。そのときに発見したのが、社会集団が司法を通して問題解決を図ろうとしている姿でした。私は、司法の領域における各種アクターの政治的行動に焦点を当てた修士論文を執筆しました。
  こうした研究の展開は、私の進路選択に大きな意味を持ちました。裁判所という空間においてどのような問題が扱われていて、どのような解決が望まれているのかを知ったことにより、自分もそうした問題解決の機会の提供に携わることができればと思うようになったからです。現在の私は刑事部に配属されていますが、様々な事件の起訴状や証拠書類等を事務的に処理するだけではなく、その背後にある社会問題の展開を見つめながら、より適切かつ迅速な問題解決の機会提供のために努めています。
  職務内容だけでなく、充実したワーク・ライフ・バランスも、裁判所を就職先に決めた理由のひとつです。質の良い仕事をするためには、バランス良く休養することが必要だとする職場環境のため、休暇がとりやすくなっています。昨年の夏に、私は連休を作ってドイツに行ってきました。プライベートに重きを置いている方には、裁判所をお勧めします。
  公務員といっても種類は多く、特に国家公務員では、どの公務員になるのかで職務やキャリアパスが大きく異なります。例えば裁判所事務官では、職務上、行政官庁や自治体の職員とは異なる知識が求められたり、法的専門性を身につけて裁判所書記官、簡易裁判所判事を目指すことができる等、他の公務員にはない特色があります。公務員志望の方々が、職務やキャリアパス、ワーク・ライフ・バランス等の違いを踏まえて、自分にあった行政官庁、国家機関、自治体等を発見し、「◯◯になりたい」と強くこだわりを持った職種で、職業人として勤務されることを祈念しております。
『NETWORK法学部2017』より転載