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国内留学のすすめ

斉藤 晴香さん

2011年3月  法学部政治学科卒業  日本ヒューレット・パッカード(アプリケーションコンサルタント職)

昨今、多くの大学生が「海外留学」を経験し、それは大学生活の重要な一場面を成しているといえます。私も2年次の夏にイギリスでの短期留学を経験しました。それをきっかけに、自己成長の新たなステップとして3年次に選択したのが、早稲田大学への「国内留学」でした。

ここでいう「国内留学」とは、同志社・早稲田の学生をそれぞれ年間派遣・受け入れし、修得した単位も相互に認定するという制度です。 99 年度から実施されてきたこの制度は、同志社の学生が日本の政治・経済・文化の中心である東京で、また早稲田の学生が日本の文化や歴史を誇る京都で、異なる地域・風土で学び、視野を広げ、個性を磨くことを目的としています。もともと、新島襄と大隈重信というそれぞれの創立者が互いに理解しあい、相通ずる建学理念をもった両校が、創立以来深い交流を結んでいたということが、この制度の発足の理由であると考えられています。私はこの国内留学制度を利用し、2009年の4月から2010年の3月までの1年間、早稲田大学政治経済学部政治学科に在籍しました。

私が国内留学を選択した理由について述べると、おもに以下の2点が挙げられます。1つは、早稲田大学がアジア研究に注力していたことにあります。私は2年次後期から、政治学科の中でも国際関係コースを選択していました。当時の政治学科において、すでに素晴らしい教授の方々・ゼミ(2年次演習)に恵まれてきましたが、早稲田大学の伝統あるアジア研究、早稲田特有の思想に触れることは、国際政治に対する新たな価値観を得られる1つのきっかけになると考えました。2つめの理由は、早稲田大学には「政治経済学部」があることでした。留学前の2008年はリーマンショックが世界に波紋を広げた時期でした。その際に、現代社会において政治と経済は複合的であり、相互依存の関係にあることを意識し始め、両分野を学んでおく必要性を感じました。そこで、この制度を利用して、早稲田大学政治経済学部に留学しようと決めました。

次に、実際の早稲田大学での勉強・東京での生活について述べます。勉強については、とりわけ国際政治系の科目を中心に履修しましたが、自分が最も成長できたと感じる授業はゼミ(3年次演習)でした。私は中国政治をテーマにしたゼミに所属しました。ゼミでは、学生のレベルが高く、問題の争点に迫るディスカッションを毎回重ねることで、国際政治における「対象を理解する目」を鍛えることができました。さらに、東京大学の合同ゼミや中国北京でのフィールドワークに参加するなど、私にとってのゼミは「社会を知る力」を養ってくれる重要な場でした。また、生活については、大手新聞社の編集局でアルバイト・インターンシップを経験するなど、ビジネスの中心でもある東京で生活をすることは常に刺激に溢れていました。

今、振り返ってみると、早稲田での留学生活を抜きにして、私の大学生活を語ることはできません。海外のみならず、日本の中にも、さまざまな新しい世界が存在することを知り、時にカルチャーショックを受け、自分と向き合うことのできた早稲田留学は、私を大きく成長させてくれた年でした。このように、学生生活のうちに、国内2つの異なる大学で学ぶことができた経験は、今後の私の人生において、貴重な財産になるだろうと確信しています。

最後に、私を派遣留学生として送り出してくださった同志社大学職員の皆様、そして留学生活を温かく見守り、応援してくださった家族、教授、友人に感謝の意を表します。

 

『NETWORK法学部2011』より転載