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試行錯誤の中から導き出した「タックス・ポリス」への途

清水 脩さん

2011年3月  法学部政治学科卒業  国税専門官東京国税局

「最後まで諦めない」という言葉をよく耳にします。口に出すのは簡単ですが、実際に人生の転換期―例えば受験や就職活動、恋愛など―で「最後まで諦めない」行動をとることは難しいと考えられています。勿論、物事すべてが精神論で解決することはできませんが、事前の「準備」を怠らないことで初めて結果に結びつく言葉であると思います。

前置きが長くなりましたが、以下では就職活動を通じて私が経験した「諦めないこと」と「準備」の大切さについてお話します。

私は、大学入学して間もなく外交官になりたいと思っていました。理由は一つに政治学科での勉強を職業に活かしたかったこと、もう一つは採用試験をモチベーションに学生生活を過ごしたかったことが挙げられます。その意味では最初から公務員に対する意識はあったと思います。

大学も三年生になり、進路について本格的に研究し始めると、いくつかの職種があることが分かり始め、私は地方公務員と国税専門官の二択に絞り始めました。教育関係の施策に興味があり、同時に税金を扱った仕事にも就きたいと思っていました。その理由は、私が所属していた2 つのサークルにおいて共に会計処理の仕事を行っており、その経験から財源の重要性、徴収における責任感を仕事に活かせる職種を希望したのです。

そして、最初に一次選考を突破したのは地方公務員の方でしたが、二次面接の当日、私は遅刻をしてしまい地方公務員の可能性は途絶えてしましました。私自身どん底まで落ち込んでしまい、国税専門官の結果も判らないまま数日を過ごしました。その間は非常に落ち着きのない心持ちであったのですが、今まで通りの生活を続け、少しでも集中を切らさないよう努力を重ねていき、結果的に国税専門官の内定を頂くことが出来たのです。

よく、「民間と公務員は全く別物」のように扱われることが多いですが、民間企業に対しても公務員に対しても同じ「就職活動」をする上では変わりなく、寧ろ求められる人材は似通っているのではないかと考えます。あくまで持論ですが。それ故、継続して準備することは大体同じことになります。

具体的には、新聞を読んで社会に対する関心を持ち続けることをおすすめします。多くの学生は就職活動が近くなると新聞を読みだす傾向にありますが、早い内から継続的に読む方が文字通り身に付くと思います。また、学生のうちにできるだけ多く年上の人と話をする方がいいでしょう。どの職種に就こうとも、新人の頃は周りは年上ばかりですし就職活動時は多くの幹部の方とお話しすることになるので、学生のうちにたくさん「話術」を磨いておくべきです。

その二点を継続的に行うことが出来たため、ほぼ絶望的な状態でも挽回することが出来たと思います。一度失敗をするとズルズル引きずる恐れがありますが、今までの積み重ねがある人間は少なからず自信を残して次の段階へ進むことが出来るのではないでしょうか。

それらを踏まえて、「最後まで諦めない」ことが大切です。根拠のない精神論は進路を決めるうえで不要ですが、事前の準備があるのは必要な要素だと思います。みなさんがそれぞれの途を決める過程でも大切なことですし、私自身、社会人になってからも「諦めない」気持ちを持ち続けるように心がけています。法学部のみなさんが学業を充実されること、就職活動でのご多幸をお祈りします。

 

『NETWORK法学部2012』より転載