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尾形 健

現代国家における憲法の意義をめぐって

教授 尾形 健

<専門分野>憲法
<研究室>光塩館411  Tel:(075)251-3608

プロフィール

生まれは福島県福島市で、同郷出身者には加藤茶さんなどいらっしゃいます。千葉大学法経学部・同大学院を修了後、京都大学大学院で学び、同大学助手、甲南大学法学部をへて、2007年 4月より同志社大学法学部に赴任しました。趣味は音楽を聴くことで、夏の洋楽ロックフェスにもよく行きます。ギネスビールが大好きで、原産国アイルランドは何度も行きました。

私の研究

 私は憲法専攻ですが、総論としていえば、社会経済問題等への対処をも国家の責務とする現代国家において、憲法はどのような意義を持つのか、について、関心を寄せてきました。現代国家の特徴として、福祉国家現象を挙げることができますが、私は、これまで、国民の生存権を保障する、憲法25条に関わる領域を中心に研究してきました。福祉国家は現在、様々な問題に直面していますが、私は、憲法25条の理念を、政治部門と司法府という、国家機関間の「協働」によって実現していくことを基本視座として、その理念の哲学的基礎と、その具体的展開である社会保障制度との関係をふまえつつ研究し、その成果は、『福祉国家と憲法構造』(有斐閣、2011年)としてまとめました。

 また、福祉国家の展開には、国家による権限発動をどのように法的に統制するか、という課題も潜んでいます。こうした観点から、現代国家における法的統制のあり方、すなわち、現代における司法審査の意義についても研究を進めています。2012年9月から一年間、ペンシルヴェニア大学ロースクールにて客員研究員として滞在し、現代アメリカにおける司法審査論について多くを学び、その成果を今後発表していきたいと思っています。
 

現ゼミ生から

 ゼミでは、事例問題をもとに学説と判例の報告・デイベートを行います。その他、京都地方裁判所の見学、ゼミ旅行を兼ねての国会や最高裁判所の見学が行われています。2015年度には、京都大学や早稲田大学との合同ゼミが行われました。課外活動としては、同学年もしくは各学年そろっての飲み会や、年に1度のOBOG会が開催されています。卒業後のゼミ生は、裁判所事務官や地方公務員など公務員の方が多いですが、一般企業に就職される方や法学研究科、法科大学院に進学される方もいます。先輩とも接する機会もありますので、進路相談や話を聞いてみるのもよいと思います。

 尾形先生はとても気さくな方で、憲法の話はもちろんのこと、日常生活で抱えている悩みや趣味の話など、どんな話でも聞いてくださいます。勉学の面でも、学生の考え方を尊重しつつどのように考えるとよいか導いてくださる先生です。学生の意見をゼミ運営に取り入れてくださる尾形先生の下でならば、みなさん次第でよりよいゼミになると思います。憲法の好き嫌い、得意不得意にかかわらず、尾形ゼミに興味をお持ちの方はぜひ、ゼミに参加してみてください。