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上田 達子

雇用社会の変化と労働関係法

教授 上田 達子

<専門分野>労働法・社会保障法
<研究室>光塩館406  Tel:(075)251-3623

プロフィール

奈良県出身。1990年同志社大学法学部卒業後、同大学院法学研究科に学ぶ。1995年に法学部助手となり、現在に至る。この間、1996年10月から1998年3月までオックスフォード大学にて在外研究。

女性も社会で働くことが当たり前の時代になってきました。自分自身の働き方やライフスタイルについても見つめ直し、しっかりとした仕事をしたいと思っています。

私の研究

現在日本は、社会経済のグローバル化と人口の高齢化等により大きな変革期に入っており、こうした環境の変化に対応した法政策が必要となっています。労働関係もその例外ではなく、「長期雇用慣行」、「年功的処遇」、「企業別組合」などを主な特徴とする「日本的雇用システム」は、戦後の復興期より形成され日本がおかれた社会経済環境に高度に適合するシステムとして機能してきましたが、その変化の検証と新たな対応が求められています。また、労働者の就業意識や働き方の多様化なども進んでおり、労働関係法の対象となる労働者像が画一的・強行的規制になじむ「集団としての労働者」から「個人としての労働者」に変化してきたと指摘されるように、個人としての労働者の多様化にいかに法政策的に対応していくかが重要な課題となっています。

以上の問題意識にもとづき、私は主として労働災害補償制度のあり方について研究しています。たとえば、近年社会的に注目を集めている「過労」による循環器系疾患、ストレス性の精神障害について、日本では当該疾病が「業務上の疾病」に該当する場合にのみ労基法あるいは労災保険法の適用を受けることになっています。このような疾病は多くの要因がその疾病形成に関与するため、業務と疾病との因果関係の判断に困難を伴うことが多くなります。因果関係に関する法的判断をいかにすればいいのか、また企業内在的な危険を具体的に認識しその防止をいかに図ればよいのか、さらには労災補償制度の理念・仕組みについて諸外国の労災補償制度を比較検討しながら考察しています。

講義・演習・小クラスについて

雇用と法、労使関係法、雇用政策法の講義では、労働関係をめぐる現状と法的問題をビデオなども用いながら、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。

2年次演習では、事例問題を考えることにより、民法等の基本的な知識を確認し、議論することに重点をおきます。

3年次演習及び4年次演習では、受講者の希望にもよりますが、グループ別にフィールドワークも取り入れながら雇用社会の変化と法について考えていきたいと思います。

ゼミ生の一言

上田ゼミでは、いくつかの班に分かれディベートを行っています。ある事例問題について、労働者側と会社(使用者)側に分かれます。そして解答を導き出す為に関連する裁判例等の情報を収集・分析し、レジュメを作成するなかで、論理的思考能力や文章作成能力等を養っています。

3回生の秋学期に開催される早稲田大学・同志社大学の労働法ゼミによる討論会は、ゼミの一大イベントです。学生たちで作成した設問に対して、ゼミ生で何度も集まり検討して、解答を作成します。何度も集まり協力することで信頼関係が深まり、とても充実した達成感のある討論会になります。

ゼミ生は皆とても仲が良く、明るい雰囲気のゼミです。社会に出る上で役に立つ労働法を楽しく学ぶことができ、さらに達成感を味わうことの出来る上田ゼミに是非入ってみませんか?

(2014年度生 林茉美)