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近代日本政治史研究

准教授 森 靖夫

<専門分野>日本政治史・東アジア国際政治史
<研究室>光塩館506  Tel:(075)251-3622

プロフィール

2008年3月、京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了(法学博士)。2011年4月現職に着任。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(2014 年9月~15年8月)、ペンシルヴァニア大学(2015 年9月~16年8月)での在外研究を経て、昨年度秋学期より講義を再開しています。

私の研究

私の専門は近代日本政治史です。毎年よく耳にするのは、なんで大学まで来て歴史を勉強しなきゃいけないの、という学生たちの声。彼らが抱いている「歴史」のイメージは、暗記を強要する高校の授業のそれであって、必ずしも大学で学ぶ「歴史研究」ではありません。

学問としての「歴史」とは、歴史研究者たちが後世に残された史料を用いて行った解釈のことを指します。新しい史料が発掘されれば、新しい解釈が出ます。それを覆す史料が見つかることもあります。つまり「歴史」は生き物のように日々進化しているのであって、全てが暗記するような既成事実であるとは限らないのです。大学ではその最新の「解釈」を学ぶのです。

史料と言いましたが、日本近代史の場合、政府の公文書だけでなく、政治家や官僚の日記や手紙も大事な史料です。現在起こっていることは新聞や当事者の証言くらいでしか知ることはできませんが、「歴史研究」は史料を読み解くことで舞台裏の「真実」に肉薄することができます。日本近代史研究の醍醐味といえるでしょう。

それでも現代の政治を学びたいという学生は、遠すぎる過去に興味が持てないと言うかもしれません。しかし、「リーダーシップ」「(マス) デモクラシー」「メディアと政治」「(国際)安全保障」「移民」といった現代のキー概念のほとんどは、100年前の日本においても重大な政治課題でもありました。当時の政治家たちがこのような課題とどう向き合ったのかを学ぶことは、現代を生きる我々に多くの知恵を与え、現代政治の理解に深みをもたらしてくれるでしょう。

他方、国際政治を学びたい学生は、内政より外交に、一国を越えた多国間・トランスナショナルな問題に興味があると言うかもしれません。しかし、外交はしばしば世論や政治闘争といった内政要因に突き動かされます。内政を学ばなければ外交を読み解くことはできません。また、開国以来の日本近代史は同時に国際関係史でもあります。とりわけ、第一次大戦後の日本は国際主義を基調とし、国際連盟の保健衛生事業といったグローバルな政治課題にも積極的に貢献していました。国際政治を学び、将来国際的舞台で活躍したいと考えるなら、やはり日本近代史は皆さんの国際政治理解を豊かにし、国際社会を生き抜く大きな糧になるでしょう。

講義・演習(ゼミ)について

2年次ゼミは新書を毎週一冊ずつ読み、参加者全員で議論します。3・4年次は合同ゼミとし、当時の史料を用いて「歴史研究」をしてもらい ます。例年、ゼミ生は真剣に課題に取り組んで いますが、ゼミ合宿(海上自衛隊舞鶴基地訪問、岩手盛岡に原敬を訪ねる旅など)や飲み会も楽しんでいます。