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井関涼子ゼミ(知的財産法)

2001年度生  法学部法律学科  山根 祟邦

新聞等で「知的財産」という言葉を目にしない日はないと思うほど、知的財産法は現在注目を浴びています。知的財産法は、無体物である情報を保護の対象としますが、一方で情報の自由利用という要請があり、他方で新たな情報を生むためのインセンティブとしての独占権の付与という要請もあり、相対立する2つの要請の中で、極めて微妙なバランスが要求される法分野です。プロパテント政策(知的財産保護推進政策)の流れにあって、独占権の強化という方向にベクトルが働きがちですが、「何事もバランスが大切」と自由利用とのバランスの重要性を強調されるのが井関先生です。

井関ゼミでは「机上の空論を避ける」という理念のもと、3年次の秋学期に、共同ゼミ論文執筆の一環としてフィールドワークを行っています。私たち4期生の場合、ゼミ論テーマに関連する企業にインタビュー訪問したり、シンポジウムに参加したり、著名な弁護士の先生にお話を伺ったりしました。班によっては東京や名古屋にまで出かけて行きました。確かにアポ取りからお礼状作成まですべて自分たちでするため大変ですが、非常に得がたい貴重な経験であり、何より現場を知る大切さを教えてくれます。就職活動においても大変役立ちます。

また、井関先生はゼミ生の間で「赤ペン先生」と呼ばれることがあります。その理由は、3年次・4年次とも8月と1月に、ゼミ論文の“叩き台”あるいは“仕上げ”としてのレポート提出が課されるのですが、このレポートが先生のコメントや改善すべき点等で真っ赤になって返却されるからです。これらをもとに3年次共同ゼミ論文や4年次個人論文(卒論)を最終的に仕上げていきます。井関先生の口癖に「研究と教育は車の両輪」というのがありますが、教育に大変な時間とエネルギーを割かれておられます。

さらに、井関ゼミではゼミ合宿や縦コンなどイベントも豊富です。毎年10月にはゼミ総会「井関会」が盛大に開かれ、在学生はもとより、社会で活躍されているOB・OGの方が多数出席されます。また、井関先生のもとには在学生・卒業生を問わず毎日多数のEメールが届き、それをひとつひとつ丁寧に返信されます。それもこれも井関先生がゼミ生一人ひとりとの信頼関係を大切にされているからに他なりません。私自身、井関先生からのEメールに何度励まされたことかわかりません。井関ゼミの魅力、それは井関先生のお人柄にあるのではないでしょうか。

 

『政法会会報(第19号)』より転載