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企業でどのように働くか、 学生時代をどのように過ごすか

木幡 澄遠さん

2010年3月  法学部法律学科卒業  森永製菓株式会社

法学部で法律を学んだのだから、将来的にそれを生かした仕事がしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。特に、同志社大学では、法曹を目指す方、あるいは企業法務を目指す方に向けてのキャリア形成を支援するプログラムが大変充実しており、かなり早い時期から将来について考える環境が用意されています。かくいう私もゼミで知的財産法を専攻していたため、企業において知的財産法に関係する仕事をしてみたいと考えていた時期もありました。しかし、結局、就職活動を通して企業法務の道を志望することはありませんでした。上にも書いたように、同志社大学では企業法務を目指すプログラムが充実しているため、企業法務を目指す上での情報は、比較的容易に得ることができます。そこで、私はあえて、なぜ私がその選択をしなかったのか、そして自身の就職活動を通して重要だと感じたことについて書きたいと思います。企業で働きたいと考えているけれど、自分がどのように働きたいのかについて悩んでいる方のご参考になれば幸いです。

私は就職活動を控えていた3回生の夏に、法学部が主催するリーガルフィールドワークに参加しました。リーガルフィールドワークとは、企業において法務の現場で、実際にどのように法律が活用されているのかを勉強させていただくというプログラムであり、私自身も企業の知財部で発明の取り扱いや商標関連の実務などの、自分にとって非常に有益な経験をさせていただきました。しかし、就職活動を始める前に、このような多様な経験を積めたからこそ、新卒の時点から自分の将来を法務部や知財部に限定することは、企業に入社した後の選択肢を狭めてしまうのではないかという悩みも強まりました。そんな折、フィールドワーク先の方から「将来的にどのような形で働くにしても、社会人として営業系の職場を経験しておくことは絶対にプラスになる。」というアドバイスを頂きました。このアドバイスがきっかけになり、学生の時点で将来のキャリアを決めるよりも、社会人として経験を積むことで、自分の進むべき道を決めたほうが良いのではないかと考えるようになり、様々な部署を経験させて頂ける企業を中心に就職活動を進めていきました。少なくとも現時点においては、この選択は間違っていなかったと思います。就職活動中に様々な企業の社会人の方々と営業系や管理系の仕事の遣り甲斐や楽しさについて、お話をさせて頂く機会があり、自分の将来について、より多角的な視点から考えることができたためです。

就職活動についてですが、最も重要なことは「その企業で出来ること」と「自分が実現したいこと」を明確にして、それらをマッチングさせる事だと思います。自分の経験上ですが、これらが明確な人は、志望動機や面接での受け答えもしっかりしていたように感じました。「その企業で出来ること」については、就職活動が始まってから、説明会や雑誌などで調べることができるのですが、「自分が実現したいこと」は、学生時代に様々な経験を積まなければ、なかなか見えてこないと思います。現在「これがしたい!」という事を明確に持っている人でも、私のように新たな経験を積むことで、それが変わる事があるかもしれません。是非、積極性を持って色々なことに真剣にチャレンジして下さい。

ほとんどの企業のエントリーシートには「あなたが学生時代に最も力を注いだ事を書きなさい」という欄があります。採用しようとする企業もこのような質問を通して、学生の人間性を見極めたいと考えているのでしょう。皆さんが、就職活動でこの質問をぶつけられた時に「自分は~に全力で取り組んできた」と胸を張って言えるような、充実した学生生活を送ることができることを心から願っています。

 

『NETWORK法学部2010』より転載