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最終進路

村末 渚さん

2012年3月法学研究科私法学専攻 北九州市役所

 

 現在、一年目の新規採用職員として北九州市役所に職を得ています。生まれ育った地元で就職という、いわゆるUターン就職をした形となりましたが、初めからそのような進路を決めていたわけではありませんでした。むしろ、学部に入学した時は、地元には戻らないだろうと思っていたくらいです。しかし、学部生として 4 年、院生として 3 年を京都で過ごし、いい加減に就職を本気で考えなければならなくなった時、結局選んだのは九州に帰る道でした。その結論に至るまでは、我ながらここまで本気で進路を考えたのは初めてかもというほどに悩み、教授にも相談にのっていただき、ご迷惑をお掛けしたのですが、それほど悩み、考えたからこそ、納得して最終進路を定めることができたと思っています。
 真剣に悩み、考えることは、本当に精神的な負担となって重く圧し掛かってきます。それは、ひどく辛くて、せずにすむならしたくないものです。それでも、そうしなければならない時というのが誰にでもあるものなのでしょう。恥ずかしながら、高校、大学、そし て大学院と其々の進路を決める際、私はあまり深く考えていませんでした。正直なところ、自分の成績と大体の希望で決めてきたように思います。高校、大学は期間限定の時間ですから、それでもいいかもしれません。しかし、就職となるとそうはいかず、今後の人生をある意味で決定づけるものです。一日の大半、週の大半――そして、人生の大半を過ごすこととなるのですから、どこで就職するのか、どのような仕事をするのかといったことは重要な事柄となってくるでしょう。悩んでください。簡単に答を出す必要などないのではないでしょうか。自分が納得いくまで悩んで、考えて、そうして自ずと浮かびあがった答を指針に就職活動を してほしいと思います。 

 現在の職場は、あまり市民の方と直接、接するような部署ではないのですが、それでも問い合わせだったり、ご不満だったりの電話を受けて憂鬱になったり疲弊したりすることはあります。別の部署の職員の方とのやりとりが上手くいかずに苛立つこともあります。仕事なのですから当然のことなのですが、そういった負の状況を受け入れて消化するためには、やはり自身で納得して選んだ仕事だということが重要なのだと感じています。誰かに押し付けられたもの、もしくは自分で殆ど考えずに誰かの示唆に乗ってのものなどは、なにか不都合があった時に、受け入れるよりも反発したくなります。責任転嫁して、その誰かのせいだと言いたくなるものです。そうならないために、自分の道を歩くためにも、ぜひ自分で考えて自分でどうするかを見つけてください。
 最後に、公務員試験に関して少し、お話したいと思います。公務員試験は、科目も多く全てを網羅するのは大変です。しかも、筆記試験を通っても面接が待っています。公務員試験だからと筆記試験の勉強だけをしていればいいというものではありません。ぜひ、考えていただきたいのは公務員志望だからと民間は一切受けないというのではなく、面接の練習と思って幾つか受けてみてほしいということです。勿論、そちらに時間を割きすぎて公務員試験の勉強が疎かになっては本末転倒ですから、折合いを付けることは必要ですが、公務員試験の前に本番の面接を経験することで本命の面接が格段に受けやすくなりますし、いい経験にもなります。また、仮に内定を頂くようなことがあれば、気も楽になりますのでお勧めです。さて、筆記試験の勉強方法ですが、私は基本的には過去問や問題集を中心的にやりました。一から知識を付けていくのは大変ですし、数的処理や経済学などにはある程度パターンがあるものですから、一つの勉強方法として挙げておきます。ただ、勉強方法は個々人にあったやり方というのがあると思いますので、まずはそれを見つけることでしょう。
 公務員試験は長丁場です。適度に息抜きをしながら、就職活動や公務員試験を楽しむくらいの気構えで乗り切ってください。皆さんが、ご自身の望む道を進んでいけることをお祈りします。

 

『NETWORK法学部2013』より転載