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恐れずに一歩前へ踏み出そう

亀井 理生さん

法学部法律学科2010年度生

 

社会人への道を歩むか、それとも進学して法律の専門家への道を進むべきか。どちらの選択も捨て難く、私は悩んだ末、留学という形で進学を選択しました。憧れの「国際弁護士」を目標に掲げ、その第一歩としてアリゾナ大学ロースクールで法務博士 (Juris Doctor) の取得を目指しています。

 

法務博士と「アリゾナプログラム」について

アメリカの司法試験は州ごとに異なっており、受験するためには法務博士課程を修了する必要があります。法務博士課程ではアメリカ法の基礎知識を学び、通常の場合、取得するには3年かかります。しかし、法学部が提供する「アリゾナプログラム」によって、それが2年に短縮されました。法学部とアリゾナ大学ロースクール間の単位認定制度によって、卒業時には同志社大学から「学士」、アリゾナ大学からは「法務博士」を取得できます。

 

留学までの学生生活

帰国子女である私は入学当初、講義や難解なテキストを理解することに時間を費やすことも多く、焦燥に駆られる日々を過ごしていました。そこで、法律と好きな英語をどうにかして組み合わせて学びたいと切望していたところ、法学部が学生チームを送り出している国際商事模擬仲裁大会( 正式名:Willem C. Vis International Commercial Arbitration Moot)に出会ったのです。国際商事模擬仲裁大会とは、国際的な物品の売買から生じた仮想の紛争事案に基づいて弁論技術、準備書面の作成能力が競われる大会です。世界中の法律を学ぶ学生たちが参加し、毎年ウィーンで本大会が開かれ、香港では姉妹大会が開催されます。

国際商事模擬仲裁大会の特徴の一つとして、世界各地で練習ラウンドが行われます。私はハンガリーのブダペストで行われた練習ラウンドに参加しました。そこでのある出会いが、私の学生生活を大きく変えました。審判役を務めてくださった弁護士の方と話が弾んで、大会後も連絡を取り合ううちに、国際法律事務所でのインターンシップの案内をいただいたのです。ずっと海外で働きたいと思っていたので、今でもそのメールをいただいた時の喜びは、忘れられません。配属されたクロアチア事務所での約一カ月間は、契約書の作成、リサーチ、裁判所とのやりとりなどを通して実際のプロジェクトに携わりました。この実務を経験したことが、「国際弁護士」を目指すきっかけになりました。

帰国後、前回の国際商事模擬仲裁大会の悔しさを挽回するため、再度の大会出場を目標に掲げました。インターンシップで学んだ、資料を探すためのリサーチスキルを存分に活かし、また、昨年の優勝校が作成した書面を参考に、チームで書いた準備書面を何度もブラッシュアップしました。その努力が報われたのか、2013年度の香港大会では同志社大学チームの申立人・被申立人の両書面が優秀賞を獲得しました。この受賞を機に、より強く「国際弁護士」を意識するようになりました。そこで「アリゾナプログラム」が登場し、目標への道が新たに切り開かれたのです。

 

最後に

私は、「国際商事模擬仲裁大会」に巡り合ったことで、大きな目標に向かって充実した毎日を送っています。留学を選択した当初は、不安もありました。しかし、ロースクールで学び始めた今、確信に変わりつつあります。私からみなさんに伝えたいこと、それは、何事にも恐れず、とにかく一歩前へ踏み出してみることです。同志社大学法学部での学びの中で何かを見出し、充実した学生生活を送られることを願っています。

『NETWORK法学部2014』より転載