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法曹を目指して行動してみる

北村 友一さん

2012年法学部法律学科卒業 2014年3月神戸大学法科大学院修了

1. 自己紹介

私は,同志社大学法学部法律学科を2012 年3 月に卒業して,神戸大学法科大学院既修者コースに入学し,2014年3 月に同法科大学院を修了した後,2014 年5 月の司法試験に合格しました。皆さんがこの『ネットワーク法学部 2015』を読んでいる頃には,大阪で司法修習をしている予定です(執筆時2014 年11 月)。

 

2. 法曹を目指したきっかけ

私が法曹の道を目指すようになったきっかけはいくつかあるのですが,それが明確かつ強固なものになったのは,移動法律相談への参加でした。そこでは,法律の知識が人々の不安を取り除く瞬間を目の当たりにしました。一時期,別の進路に進むことも考えていたのですが,やはり自分は法曹になりたいという気持ちを思い出させてくれる経験となり,法曹を目指そうという最終的な決意を固めることができました。

 

3. 法曹になるために

ご存知の方も多いと思いますが,現在,司法試験を受験するには,法科大学院を修了するか,予備試験に合格することが必要です。予備試験の受験資格には特に制限はないため,法科大学院受験に先立って予備試験合格を 目指すというのが今のスタンダードな形かと思います。  いずれのルートを目指すにしても,司法試験合格を最終的な目標としている以上,基本的な勉強方法については大きく違いはないと思います。細かい勉強方法等については,各種合格体験記等を参考にされると良いと思いますので,ここでは私から特に伝えたいことに絞って触れたいと思います。

(1) 暗記が苦手なら,覚える量を減らす

教科書等の丸暗記では通用しないというのは尤もですが,基本的知識を前提とした試験である以上,暗記が得意というのはとても有利です。私のように覚えることが不得意な方は,論理の流れとキーワードだけを覚えるというように,覚える量を減らす工夫をしてみてください。そのような工夫をするなかで,当該論点の理解が深まるため,一石二鳥だと思います。

(2) 議論をすること

私は,司法試験の勉強において,友人との議論がとても役立ったと思っています。議論をするなかで,自分の考えを人に伝える能力を高めることができる上,他人の考えを理解した上で,それに反論するなど,コミュニケーション能力も高めることができるからです。最初は議論をすることが苦手でも,大学のゼミなどを通じて少しずつ慣れていけば,私自身がそうだったように,いつの間にか議論をすることが大好きになっていくと思います。

 

4. むすびにかえて

司法試験制度については,法科大学院発足時から何度も改正があり,その動向に注目されている方も少なくないように思います。また,合格者削減や就職難といった暗い話を耳にすることも多いと思います。私自身,大学在学中は別の進路に進もうと考えたことが何度もあり,その度にとても悩みました。友人の中にも途中で進路を変えた人もいました。しかし,合格者が減るといっても旧司法試験時代に比べればはるかに合格率は高いですし,全く就職先がないという人の話は聞いたことがありません。一般企業の面接等と違い,きちんと勉強すれば誰でも合格可能であるという点では,楽な面があるのかもしれません。

また,法曹といっても,弁護士・検察官・裁判官の三者があり,弁護士といっても,一般的な法律事務所だけでなく,企業内や地方公共団体等で働くという可能性もあります。法科大学院に入学してから初めて知ることもたくさんありました。

もし,この記事を読んでいる方で少しでも法曹に興味がある方がいれば,今日からでも勉強を始めてみてください。その後もし別の道に進むとしても,そこでの勉強はきっと役に立つはずです。

皆さんが,これから実り多き学生生活を送られ,希望する道に進まれることをお祈りしています。

『NETWORK法学部2015』より転載