Doshisha University
  • 同志社大学ホーム
  • 入学試験情報
  • お問い合わせ一覧
  • 交通アクセス・キャンパスマップ
  1. TOP
  2. 法律学科
  3. Student's Voice
  4. 今、私は何をするべきか?

今、私は何をするべきか?

飯田 みなみさん

2011年3月法学部法律学科卒業 株式会社学生情報センター

■私のキャリアの基盤となった考え方

私は同志社大学法学部法律学科を卒業し、現在は学生用住居の提供やアルバイト・就職支援を通じて幅広く学生生活をサポートする企業に勤務しています。しかし、最初は全く違う業界・職種から社会人生活をスタートさせました。このキャリア転換に必要なのは、どのような経験であると思いますか?

結論から言うと、「今、何をするべきか?」という小さな問いを常に自分に投げ続けることだと私は考えています。わかりやすい例を、履修科目の決定に例えてお伝えしましょう。

 

■「今、何をするべきか?」の使い方

履修科目を選択するとき、先輩に「単位の取りやすい」講義を教えてもらい、その講義を自分の時間割に組み込むことがあるでしょう。また、「友達がたくさんいるから」選ぶ講義もあることでしょう。もちろん、上下や横の「お付き合い」で履修する講義の1つや2つがあってもよいと思いますし、友達や先輩との結びつきは強くなるため、そのような選択を否定するわけではありません。

しかし、「楽しそうなこと、楽なこと」を目の当たりにした時にこそ、自分が同志社大学に入った目的を考え、「今、何をするべきか?」と自問してみてください。自ずと、大事なものや取るべき行動(この例では「どの科目を履修するか?」ということになりますが)がクリアになってくると思います。

 

■ 「今、何をするべきか?」の積み重ねから「今、何ができるか?」ヘ

「今、何をするべきか?」という考え方は、「ゴールから逆算しての考え方ではないか?」と思われる方もいるかもしれません。もちろん、基本はゴールがあっての考え方になりますが、時には目標やゴールを見失うこともあると思います。そんな時は、原点に立ち返って、「今、何をするべきか?」の履歴を振り返ればよいと私は考えています。

4年次、所属していた刑法ゼミで卒業論文の執筆の話が持ち上がりました。当時、そのテーマ選択に非常に苦労しました。勉強が得意な方ではなかったため、どのテーマなら書けるか?ということに囚われ、完全に行き詰ってしまいました。その際、自分がなぜ同志社大学法学部に入り、数あるゼミやパッケージから刑法系のものを選んだのかを考えてみました。

私が同志社大学に進学したきっかけは、友人が持っていた同志社大学のパンフレットです。その中には様々な学部の紹介がありましたが、私の目を強烈に引いたのが、ロンブローゾの「生来的犯罪人説」でした。この興味をきっかけとして、同志社大学法学部への進学を決意しました。4年間の学部生活では数多くの選択を行いました。構成要件該当性、違法性、責任といった犯罪の成立要件に興味が及び、刑法ゼミを選択。理解を深めるため、3年次からのパッケージについても刑法系を選択し、刑事法を広く学びました。また、一般教養として心理学を学んだこともあり、人間の心の動きや行動についても興味を深めていきました。高校時代の「法学部で学びたい」から「今、何をするべきか?」の積み重ねを繰り返し、探究心を織り交ぜて作り上げた経験を元に、今度は「今、何ができるだろうか?」を自問しました。ここから、「刑法39条と精神障害」というゼミ論文のテーマを見つけ出すことができたのです。

 

■日々の積み重ね

私の学生時代の話が中心となりましたが、この「今、何をするべきか?」という思考を基に日々を過ごしていくと、社会に出てもいろいろなことが見えてきます。

社会に出た時は誰でも「新人」からスタートを切ります。その「新人」の中でも、指示をもらって行動する人、指示を貰わなくても自分で何が必要かを考えて行動する人というように、少しずつ差が出てきます。自分で何が必要かを考えて行動する人は、さらにその下の後輩や新人に、足りないものが何なのかを指導することができるようになります。また、自分自身のキャリアアップを考えた時には、なりたい自分・やりたい仕事と現状の開きを冷静に見つめ、具体的な行動に移すことができるはずです。

今、私の勤めている会社は、学生や留学生の住まいやアルバイト、有給インターンシップをはじめとする就職支援といった、学生の教育環境を充実させるための事業を全国の大学や大学コンソーシアム等と提携し、展開しています。日々拡大していく事業を前に、単なる一勤め人としてではなく、自分の価値を最大限に高めていくために、私は今日も「今、何をするべきか?」「今、何ができるか?」を考えながら挑戦し続けています。みなさんも、同志社大学法学部の学部生としての「今、何をするべきか?」を常に自分に問いかけ、4年間の学部生活を有意義なものにしてください。

 

『NETWORK法学部2015』より転載