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公務員試験を通して

林 晃義さん

2011年3月  法学部法律学科卒業  東京地方検察庁検察事務官

私は2010年の国家公務員Ⅱ種試験に最終合格し、内定を頂き、来春から東京地方検察庁で検察事務官として働くことになりました。新しい環境になることについて不安を感じていますが、社会正義の実現に貢献できるように努めていきたいと考えています。以下では私が公務員を選択した理由と受験を通して感じたことについて述べたいと思います。進路について悩んでいる方の助けになれば幸いです。

そもそも、私が公務員を漠然と目指し始めたのは高校生の時でした。人のためになる仕事がしたいと考え、中でも、業務の種類も多く、福利厚生も充実している公務員を志望したのがきっかけでした。そして大学三回生のとき、検察庁の説明会に参加させて頂き、困っている人に手を差し伸べることができ、社会正義に貢献できる検察事務官のような仕事に強く惹かれました。

私が勉強に取り組み出したのは三回生の時です。サークル活動が忙しく、勉強との両立に戸惑いました。また、公務員試験は非常に幅広い知識を求められるもので焦りを感じていました。しかし、受験生の大半が解ける基本問題を確実に正解できれば、一次試験は通過することができると言われていました。そこで、私は問題集一冊を確実に解けるようにしました。各社の問題集は厳選された問題が満遍なく網羅されているので、ほとんどの問題をその一冊でカバーできると思います。あまり手を広げすぎて、あやふやな知識を増やしてしまうと、かえって、本番で混乱してしまうので、少しずつでも確実な知識を積み重ねることが効率的だと考えます。

次に面接試験が行われるのですが、近年、人物重視の傾向にあります。民間の就職活動とあまり変わらず、自己分析をし、模擬面接を受けます。想定問答を事前に用意しておき、何度も練習し、受け答えをスムーズにできるようにしました。また、面接を通して感じたことは、元気良さが非常に大事だということです。その官庁の政策を百個調べても、元気が無かったら印象は良くないです。だから、私はどんなに緊張していても、から元気でもいいから、大きな声ではきはきと話すように心掛けました。そうすれば印象は健康的でずっと良いものになると思います。

このような経験を経て、公務員試験に合格するために必要だと感じたことは三つあります。

一つ目は計画性です。科目が二十科目以上あり、膨大な知識を求められます。そのためには計画的に取り組むことが必要です。まず一週間当たりにする勉強量を決め、そこから一日当たりの量を算出し、計画的に消化するようにしていました。そうすることで知識を着実に積み重ねることができました。

二つ目は自信です。公務員試験は長期戦で勉強する量が膨大なので、不安に押し潰されそうになることが何度もあります。そのような時はひたすら勉強をして知識を増やし、自分に自信を持つようにしていました。

三つ目は友人です。友人は切磋琢磨できるライバルになります。また煮詰まってきたときに、苦しみを共有することにより、精神的負担も軽くなりました。

これら三つのことは社会人になる上でも必要なことだと思います。公務員試験は知識や教養の多さを試す試験ではありますが、真に試しているのはこのような社会に出ていく基盤となることを満たしているかどうかではないかと、振り返ってみて思います。

最後になりますが、支えてくださった様々な方に御礼を申し上げます。私一人の力では絶対に合格することはできませんでした。公務員試験に合格することは決して手の届かない夢ではありません。自分の努力次第で合格を勝ち取ることができるはずです。皆さんのご健闘をお祈りしています。

 

『NETWORK法学部2011』より転載