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挑戦すること

西 理津子さん

2010年3月  法学部政治学科卒業  全日本空輸

「いろいろな世界を知りたい」。振り返ってみると、そんな漠然とした想いから始まった就職活動でした。

私は昨年、全日本空輸の客室乗務職として内定をいただき、今春から客室乗務員として働きます。入社後1年間の国内線乗務を経験し、2年目からは国際線を乗務することになります。いろいろな国へ飛び、仕事をしながら様々な国の人や文化に触れ、世界に関わる仕事ができることへの喜びと期待で、今から胸を膨らませています。

私と同じように、国際的な仕事がしたいと考えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。世界を股にかけて仕事をすることへの憧れや、世界というフィールド・規模の大きさへのやりがいを国際的な仕事に対して感じるからだと思います。そんな自分の夢の実現に向けて、既に努力を重ねている人はたくさんいるでしょう。しかし中には、自分にそんな大きな仕事ができるのかという不安や自信のなさを感じていたり、いまさら遅いのではという諦めを感じていたりと、一歩を踏み出せずにいる人もいるのではないでしょうか。私もそんな一人でした。この文章を読んで、少しでも多くの人が「がんばってみよう」と、夢に向かって挑戦する勇気を出し、一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです。

私が就職活動を始めたのは、大学3回生の秋でした。私は、その時初めて真剣に自分の将来について考えました。私のやりたいことは何だろう、将来どんな自分になりたいのだろう…はっきりとした答えが見つからないまま、ただ漠然と頭に浮かんだのは、「いろいろな世界を知りたい。国際的な仕事がしたい」ということでした。

そして、毎日たくさんの企業の説明会に足を運ぶ中で、客室乗務員という仕事に興味を持つようになりました。幼い頃から客室乗務員を目指していたわけではなく、また、就職活動を始めるまでほとんどの時間をサークル活動やアルバイトに費やし、語学留学に行ったり特別な勉強をしたりしてきたわけでもなかった私は、「そんな自分が受かるわけない」と、頭から諦めていました。しかし、その後も多くの企業説明会に行き、自己分析を進め、就職活動が本格化してくると、客室乗務員になりたいという気持ちが次第に大きくなっていきました。客室乗務員を目指すということは、それなりに受験に向けて勉強や準備をしなければなりません。「なりたい」という自分の気持ちと、「今からでは間に合わない」という諦めの気持ちが交錯する中、私の背中を押したのは母の言葉でした。「やりたいと思ったことは諦めずに挑戦しなさい。やりたいという自分の気持ちを大切にしなさい」。この言葉を聞き、私は残された数ヶ月の中で出来る限りの努力をして全力で客室乗務職受験に挑むことを決めました。その後はそれまでの就職活動と並行しながら、航空業界研究や英語の勉強など客室乗務職受験への準備を進めました。

私が、自分の就職活動の中で大切にしていたことがひとつあります。それは、出来る限り多くの企業について知り、出来る限り多くの企業の面接を受けるということです。客室乗務員を目指すと決めたからといってそこだけに固執するのではなく、航空業界以外の企業も同じように真剣に取り組み、40社以上の面接を受けました。そんな中で、昨年の春、第一志望であった全日本空輸から内定を頂くことができました。

一概に、国際的な仕事といっても、どのような形で世界と関わって働くのか、その選択肢は無数にあります。その中で自分に合った道を見つけ、その道を切り開くのは自分自身です。ほんの少しでも「やりたい」という気持ちがあるのならば、その気持ちを大切にしてください。やりたいと思った時がいつであろうと、それが「今更」、「もう遅い」ということは決してありません。ただ、やりたい何かを見つけた時からは、今ある時間を大切にし、そのために自分は何が出来るのかを考え行動して欲しいと思います。

また、やりたいと思うことが見つからない人は、まずいろいろな所へ足を運び、いろいろな人に会い、話してください。視野を広げ知識を増やす中で、きっとほんの少しでもあなたが目を輝かせるものを発見できると思います。

2010年は、羽田空港国際化や日米オープンスカイ協定の締結、また米ボーイング社のボーイング787型機の運行開始など、低迷を続けている航空業界にとって大きな転機でありチャンスの年になります。私の入社する全日本空輸の大切にするスピリットは「挑戦」です。この2010年という節目の年に入社できることをとても嬉しく思うと同時に、失敗を恐れずどんな時も前を向いて「挑戦」していきたいと思っています。

みなさんも、自分の気持ちを大切にし、自分を信じて恐れずに「挑戦」してください。

 

『NETWORK法学部2010』より転載