Doshisha University
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森 裕城

現代日本の政治過程

教授 森 裕城

E-mail: hmori@mail.doshisha.ac.jp
<専門分野>政治過程論・政治行動論
<研究室>光塩館413  Tel:(075)251-3615

プロフィール

1971年12月生まれ。筑波大学大学院国際政治経済学研究科修了。博士(国際政治経済学)。2000年4月より京都女子大学現代社会学部専任講師。2003年10月、同志社大学法学部に助教授として着任。2009年 4月より教授。専門は、政治過程論・政治行動論。

私の研究

「政治学」の研究対象である「政治」とは、どのような事柄を指すのでしょうか。私は講義の中で、「政治とは、社会における秩序の形成・維持に関わる機能をさし、それは人間の主体的営為によって担われるものである」と説明しています。

現代日本に生きる私たちにとって、「政治」はわかりにくい営みなのかもしれません。なぜなら、戦後のある時期以降の日本では、人間が主体的に秩序を形成しようとか、維持しようとか思わないでも、秩序が知らない間に形成・維持されてきたからです。その背景には、まず冷戦構造があり、日本はアメリカの庇護の下で秩序の問題を論じなくてもよい特権的な立場にあったという事実があります。また60年代以降の高度成長による絶対的な富の増大は、ちょっとした失政を帳消しにする効果を持ちました。

しかし、この20年で状況は大きく変わりました。特に東日本大震災以降、人間が主体的に秩序を形成・維持しようとしない限り、いつまでたっても秩序が発生しない状況に日本は直面しています。それに付随して、「政治学」も今まで以上に、秩序の問題に真正面から取り組まなければならない時代になったといえるでしょう。

社会の秩序を形成・維持するにはどうしたらよいのか。現在の私は、このような大きなテーマを一方で考えながら、とりあえずは、政治過程の主たるアクターである政党、政治家、官僚、有権者、利益団体に関する基本的な情報を、他の大学の研究者と共同で、社会調査のさまざまな手法を用いて収集することに力を注いでいます。かつて世界中が注目した日本の政治経済システムが、どうして現在のように機能不全に陥ってしまったのか、政治過程論の立場から精力的に追究していきたいと思っています。

これまで私が関係してきた研究の成果としては、『日本社会党の研究 路線転換の政治過程』(木鐸社、2002年)、『現代日本の市民社会・利益団体』(共著、木鐸社、2002年)、『総選挙の得票分析1958-2005』(共著、木鐸社、2007年)、『現代社会集団の政治機能 利益団体と市民社会』(共編著、木鐸社、2010年)などがあります。

講義・演習・小クラスについて

講義は、「日本政治入門」「政党政治論」「利益集団論」などを担当します。演習では、現代日本の政治過程に関する諸問題を取り上げ、学生諸君とともに調査・分析していきたいと思います。講義・演習ともに、単に政治現象を解説するだけではなく、どのようなデータをどのように分析すればどのような結論が導き出せるのかといった「方法論」の問題にこだわっていこうと思っています。政治現象を、直感ではなく、客観的なデータ・資料を用いて議論できるようになってほしいからです。