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学部長・研究科長

同志社大学法学部・法学研究科へ、ようこそ。

ご挨拶

法学部長・法学研究科長 法学部長・法学研究科長 力久 昌幸

 みなさんは、法学部での学びに関心を持っていることと思いますが、法学部についてどのようなイメージを持っていますか。もしかすると、長い歴史を持つ法学部で教えられている法学や政治学という学問について、ハードルが高い印象を持っている人がいるのかもしれません。
 実は、法学や政治学という学問はみなさんにとって身近なものであると言うことができます。みなさんは学校など何らかの組織に所属していると思いますが、組織の運営には学校の校則のようなルールが必要です。そして、ルールを定めるためには、組織のメンバーの間で意思決定しなければなりません。ところが、メンバーにはさまざまな考えや利害があるために、多くの人が納得できる決定をするのは容易ではありません。さらに、学校よりもはるかに大きな国家や国際社会におけるルール(国内法、国際法)の決定は、いっそう困難であると言えるでしょう。
 こうした身近なレベルからグローバルなレベルにまであまねく存在する、さまざまな利害の対立や価値観の衝突を調整し、一定のルールを定めるための制度や過程を検討するのが法学や政治学の主要な課題です。このような法学や政治学を学ぶためには、法律や政治に関する知識を身につけることが重要であり、そのために同志社大学法学部では実に多様な科目が設置されています。
 しかし、知識の習得以上に重要なのが、一般に「クリティカル・シンキング」と呼ばれる、物事を鵜呑みにせず、根拠にもとづいて自分の頭で考え、合理的な解決策を導く思考法です。同志社大学法学部では、1年次から4年次まで演習などの少人数科目を設置して、法律や政治の問題について、自ら問題を発見し、解決するための思考力・判断力を涵養することに力を入れています。
 法学部での学びを通じて、みなさんが社会のさまざまな分野で活躍することを期待しています。