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政治学科
激動の国際政治・日本政治を読み解く
政治学科では、各国の政治情勢が刻々と移り変わる不安定な時代においても、冷静にものごとを見極め分析する力、そして新たな構想で社会の枠組みを考える力を持つ人材を育成すべく、最新の学問研究の成果を取り入れた、体系的なカリキュラムを用意しています。政治学全体に共通する基礎的な知識・理論・技法を学修した後、個々の興味関心に応じたコースを選択します。国際政治の幅広い理解を目指す「国際関係コース」。現代政治のメカニズムを総合的に学ぶ「現代政治コース」。各国の政治と思想の流れの理解から、現代を考察する目を養う「歴史・思想コース」。これらのコースから、自らの関心に応じた、また、卒業後を見据えた専門知識を身につけることができます。
目指すべき人材(物)像
法学部政治学科は、政治学について、体系的・専門的な知識の伝達と、実践的・双方向的な教育をとおして、政治学の専門的知識と、問題発見・解決能力を身につけて、公務員、国際公務員、企業の企画・総務部門、ジャーナリスト、研究職などにおいて活躍する人材を育成することを目的とする。DP(ディプロマポリシー)
下記の資質・能力を備えた学生に学士(政治学)学位を授与します
学力の三要素/領域
知識・技能
政治学の体系的な専門知識と方法論を修得することにより、政治をはじめとする、過去・現在における国内外の多様な社会現象に関する妥当な価値判断を行い、それらを理論的・実証的に分析できる(知識・技能)。思考力・判断力・表現力
政治学の体系的な専門知識と方法論にもとづく価値判断能力および理論的・実証的分析能力を、社会におけるさまざまな局面に応用することで問題の原因の解明を行い、しかるべき方針を決定し、その内容を論理的に他者に伝えることができる(思考力・判断力・表現力)。主体性・多様性・協働性
政治学の体系的な専門知識と方法論の修得によって培われた多様な価値観への理解および論理的思考を生かし、国内外で多様な背景をもつ他者に積極的に働きかけ、相互理解を深め、協力して政治的・社会的問題の妥当な解決を図ることができる(主体性・多様性・協働性)。CP(カリキュラムポリシー)
DPでの資質・能力を備えるために、下記のカリキュラムを設けます
カリキュラム総説
編成・運営方針
- 政治学の体系的な専門知識と方法論を身につけ、社会において幅広く活躍できる人材を育成するために、セメスター制を導入するとともに、入門・基礎科目から発展科目、隣接分野科目、演習・文献研究科目、外国語関係科目、他学科科目、特殊講義、大学院共通科目、関連領域科目、単位互換科目まで1~7類に分類された科目で構成されるカリキュラムを設置する。1~5類の科目で合計70単位以上、1~7類の科目で合計128単位以上修得する必要がある。
- 1~2類(入門・基礎科目)では、政治学の学修のための基礎的スキルや基礎知識の修得のためのカリキュラムを設置する。3類(発展科目)では、より高度な専門知識や方法論などの修得のためのカリキュラムを設置する。4類(隣接分野科目)、5類(演習・文献研究科目)、6類(外国語関係科目)、7類(他学科科目、特殊講義、大学院共通科目、関連領域科目、単位互換科目)では、副専攻制度に代表される他学科・他学部の講義、通常の講義科目では扱えない専門性の高い問題についての特殊講義、少人数による演習や外国語の授業などを通じて、幅広い教養的知識、より高度な専門的知識、外国語運用能力の取得を可能とし、専門教育を補完・強化するカリキュラムを設置する。
- また、法律学や他学部で扱う他分野の学問領域についての知識修得を到達目標とし、副専攻制度を導入する。定められた科目・単位数を修得することによって卒業時に副専攻の資格が得られる。
類・群ごとの説明
- 1類では、入門科目として、政治学の勉強のツール、講義の聴き方、資料の探し方、読み方、報告の仕方、レポート・ゼミ論文の書き方などの基本的スキルを訓練・修得する少人数演習形式の科目(政治学入門、2単位)を履修する。これは以降の政治学の学修のための導入と動機づけを狙いとしており、1年次春学期(第1セメスター)に政治学科の新入生全員が登録する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)(主体性・多様性・協働性)。また学修の柱となる国際関係、日本政治、政治思想の3つの政治学の領域について講義形式の入門科目を履修する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)。
いずれも必修科目ではないが、2類科目と合わせて20単位以上修得する必要がある。
- 2類では、基礎科目として、政治学の各領域の基礎的な知識を身につけることを到達目標とし、1年次春学期(第1セメスター)から2年次春学期(第3セメスター)にかけて、講義形式の科目を履修する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)。政治学基礎A、政治学基礎Bでは、さらに高度な文献を読破した上で、発表・討議などの知的作業を「一人」で行う能力を身につけることも到達目標とする(主体性・多様性・協働性)。
1類科目と合わせて20単位以上の修得が必要である。
- 3類では、発展科目として、A群では国際関係領域、B群では現代政治領域、C群では歴史・思想領域の3つの領域のそれぞれにおける最新の論争や学説など、より高度な思考を要する専門的な知識の修得を到達目標とする講義形式の科目を選択履修する。政治学の各領域の専門的知識に依拠して社会の諸問題を把握・分析できるようになる。すべての群を合わせて22単位以上の修得が必要である(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)。
- 4類では、隣接分野科目として、政治学を学ぶうえで必要になると思われる隣接分野の学問領域についての多様な知識や方法論の修得を到達目標として、法律学、経済学に関する科目を選択履修する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)。
- 5類A群では、各テーマについて主体的な研究及び報告や討論を通じての専門的な知識の向上及び方法論の修得を到達目標とし、報告と討論・議論を重視する少人数の演習科目(2年次演習、3年次演習、4年次演習、3・4年次合同演習)を、2年次秋学期(第4セメスター)以降に選択履修する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)(主体性・多様性・協働性)。
- 5類B群では、外国語能力の向上及び外国の政治・社会についての高度な専門知識修得を到達目標として、外国文献を講読する科目(文献研究)を選択履修する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)。
- 6類A群では、英語の実践的運用能力を習得すること、もしくは、政治学に関する英語文献に直接に触れて特性のある外国語能力を習得することを到達目標(知識、思考力、さらには、科目によって主体性や協働性)とし、少人数の英語関係科目を履修する。8単位以上の修得が必要である(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)(主体性・多様性・協働性)。
- 6類B群では、英語以外の外国語の基礎的運用能力を習得すること、もしくは、政治学に関する英語以外の外国語文献に直接触れて特性のある外国語能力を習得することを到達目標(知識、思考力、さらには、科目によって主体性や協働性)とし、少人数の初修外国語関係科目を履修する。8単位以上の修得が必要である(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)(主体性・多様性・協働性)。
- 7類A・B・D群では、科目によって、社会において活躍するための幅広い分野の教養的な知識、そうした知識を用いて思考し、議論する能力、さらには主体性や多様性の習得を到達目標として、他学科科目(A群)、通常の講義科目では十分に扱うことができない問題について理解を深める特殊講義科目(B群)、他分野の学問領域を広く修める関連領域科目(D群)及び他大学単位互換科目(E群)を選択履修する。42単位以上の修得が必要である(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)(主体性・多様性・協働性)。
- 7類C群では、より専門性の高い知識、そうした知識を用いて思考し議論する能力、さらには、科目によって主体性と協働性をもって課題に取り組む姿勢の修得を目標とした大学院共通科目を、3年次春学期(第5セメスター)より選択履修する(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)(主体性・多様性・協働性)。