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8大学民事訴訟法合同討論会に参加して―雨の横浜関内駅近くの大学にて
2026年1月14日 更新
同志社法学会では、法学部・法学研究科の正規授業の一環として行われる学生の研究活動に対して補助(学生研究活動補助)を行っています。2025年度も、ADR・仲裁法、特殊講義A-606(民事訴訟法の論点2025Ⅱ)の成果発表の一部として、8大学民事訴訟法合同討論会に参加されました。担当者の声が届きましたのでご紹介します。
今回で第20回を数える民事訴訟法合同討論会は、クリスマスイブに最近新たに参加した関東学院大学の横浜関内キャンパスにおける校舎の高層階で開催された。愛知大学、大阪公立大学、大阪大学、岡山大学、金沢大学、関東学院大学、西南学院大学と本学が参加して、不提訴の合意(不起訴の合意)に関する最高裁判決等を素材に、多層的紛争解決手続の課題など踏まえ、各大学が準備した書面を事前に検討したうえで活発な議論が展開された。同志社選抜チームは、民事訴訟のデジタル化にいち早く対応し、参加学生がスマホやパソコンに収録された準備書面や資料を活用し、ネット上で意思疎通を取りながら注目すべき議論を展開した。
私は、この平和そうに見える日本で、若い学生たちが真摯な熟議を重ねる姿を見て、あいにく冷たい雨が降り続いていたこともあり、一人の人間として中野重治の「雨の品川駅」を思い出した。これは、心揺さぶられる詩であり、宮本輝の『夢見通りの人々』などでも引用されていた。民事訴訟事件は、刑事事件のように人権に関わることが少ないように思われるが、人格権や財産権に関わる事件であり、その帰趨は人や企業等の営みに大きな影響力を与える。参加学生たちが、訴訟過程を通じて、人や企業が適切な法的救済を得られるように深く考える基本姿勢を見て心を打たれた。このような学びと議論の機会を与えてくださった方々に、心から感謝したい。
川嶋四郎 識
川嶋四郎 識
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