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トピックス

Vis Moot(国際商事模擬仲裁大会)への出場

2025年6月19日 更新

同志社法学会では、法学部・法学研究科の正規授業の一環として行われる学生の研究活動に対して補助(学生研究活動補助)を行っています。2024年度も、特殊演習-2と特殊講義A-5(国際物品売買と国際商事仲裁(Vis Moot))の成果発表の一部として、国際商事模擬仲裁大会に出場されました。参加者の声をご紹介します。



特殊演習-2(国際物品売買と国際商事仲裁Vis Moot)の成果発表として、2024年度、ウィーンで開催された国際商事模擬仲裁大会(Vis Moot)に出場しました。本大会は、国際的な商取引における紛争を題材に、模擬仲裁を行う国際大会であり、参加チームは半年間にわたって主張書面の作成と口頭弁論の2段階に取り組みます。 
私たちは、10月に問題文が公開されてから、半年間ひとつの問題に真剣に向き合い、チームメイトとともに申立人・被申立人双方の主張を練り上げてきました。本年度の問題は、政権交代の影響や契約違反を理由に国営企業が契約終了を通告したプラント建設契約に関する紛争でした。仲裁に先立つべき調停が実施されなかった点や、適用法の特定をめぐる争いが主な論点となりました。 春休みに入ってからは、弁論の練習を開始し、世界中の様々な大学とのオンライン練習試合を重ね、よりよい弁論内容、質問対応を目指し、議論を続けました。そして、その集大成をウィーンでの本大会で発揮することができたと思います。
ウィーン大会は、まずオープニングセレモニーから始まりました。同じ問題に半年間取り組んできた世界中の学生たちが、2000人以上も一堂に会している光景は、非常に感慨深く、不思議な気持ちを覚えました。本番の弁論では、相手代理人と直接対峙し、さらに3人の仲裁人を前に議論を展開するという、これまでのオンライン練習試合では味わえなかった緊張感がありました。圧倒されそうになる場面もありましたが、これまでの努力の成果を出し切ることができた、大変貴重な経験となりました。
弁論準備に終わりはなく、深掘りするほどに新たな論点や視点が見つかります。私たちは渡航後も、全8回の弁論を通じて、その都度仲裁人の方々からフィードバックをいただきながら、試行錯誤を重ねていきました。
最後に、常日頃からお世話になっている先生方、Vis Moot参加の機会を授業として提供してくださっている法学部、そして同志社法学会からのご支援がなければ、このような貴重な学びを得ることはできませんでした。準備期間中はもちろん、現地での滞在中も、多くの方々に支えられ、助言をいただいたおかげで、無事に大会を終えて帰国することができました。Vis Mootに参加しなければ出会うことのなかった先生方や弁護士の方々からの学び、そして世界中のmootieたちから受けた刺激を胸に刻み、今後も法学の勉強に励んでいきたいと思います。

2024学生研究活動補助費成果報告(野々村)1    (114992)
2024学生研究活動補助費成果報告(野々村)2  (114995)


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TEL:075-251-3533
FAX:075-251-3060
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