ブリュッセル自由大学

ベルギー中央部、ブリュッセル市に本拠地を置く公立大学であるブリュッセル自由大学 (ULB)と協働実施している単位互換プログラムです。
特長
研究科生(前期)
- 英語またはフランス語によるプログラム(言語選択可)
- 選択コースで現地正規学生と同様に科目を履修
- 派遣期間は、1学期または1年間(2学期)から選択可能
- 帰国後、単位認定申請(任意)を行うことで、最大10単位分を修了単位として認定可能※1
※1 単位認定には上限があります。
ブリュッセル自由大学(ULB)
ベルギーの首都ブリュッセル南部に位置するブリュッセル自由大学(ULB)は、1834年に設立された公立大学です。思想と学問の自由を理念とする独立機関として設立されたため、その名前には「自由」という言葉が使われています。
19世紀には、ベルギーのフランス語圏における学術の中心地として発展し、多文化的かつ国際的な雰囲気が特徴となりました。1970年には、言語分離政策の影響で、オランダ語系の「ブリュッセル自由大学(Vrije Universiteit Brussel, VUB)」が分離独立しています。
ULBは人文科学、自然科学、工学、医療など幅広い分野で優れた研究と教育を提供しています。また、EU本部があるブリュッセルに位置しているため、国際機関や政策研究との結びつきが強く、留学生が多い点でも知られています。
現在までに物理学や文学など多様な分野から4名のノーベル賞受賞者を輩出しており、受賞者輩出の実績や、学問的自由を尊重する校風がULBの大きな特徴となっています。
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The following information is intended for program participants from Doshisha University. Students from the Université libre de Bruxelles, can access the partner university students' page here.
プログラム概要
構成
研究科生(前期)
1学期または1年間を、ブリュッセル自由大学で修学します。
1年次の春学期は、同志社大学で科目群を履修します。
秋学期から翌年1月または翌年6月まで、ブリュッセル自由大学で科目群を履修します。
派遣タイプ①の学生は2年次春学期、派遣タイプ②の学生は2年次秋学期に同志社大学へ戻り、残りの科目履修と同時に修士論文を完成させます。
本プログラムでは、ブリュッセル自由大学の学位は取得できません。
学年 | 授業期間 |
派遣タイプ① | 派遣タイプ② |
---|---|---|---|
1年次 | 春学期(4月~7月) | <同志社大学> | <同志社大学> |
1学期(9月~1月) |
<ブリュッセル自由大学> | <ブリュッセル自由大学> | |
2年次 | 春学期(①4月~7月) 2学期(②2月~6月) |
<同志社大学> 修士論文指導1&2 修士論文 |
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秋学期(9月~1月) | <同志社大学> 修士論文指導1&2 修士論文 |
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3年次 | 春学期(4月~7月) |
参加コース
ブリュッセル自由大学における所属はFaculty of Law and Criminologyとなります。
履修科目のうち、60%はこのFaculty of Law and Criminologyから選択する必要があります。
残りの40%については、他学部の科目を履修することが認められています。
ULB Programme Catalogue
留学終了後、ブリュッセル自由大学で修得した単位は、最大10単位分まで同志社大学の修了単位の一部として認定申請することが可能です。
参加要件
本プログラム参加要件は以下のとおりです。
対象者 | 研究科(前期) 私法学専攻、公法学専攻※1 |
---|---|
英語力 ※2※3※5 (ひとつ選択) |
欧州言語共通参照枠(CEFR)B2 IELTS™ 総合5.5
|
フランス語力 ※2※4※5 (ひとつ選択) |
欧州言語共通参照枠(CEFR)B2 DELF B2 TCF レベル4 |
国籍 |
制限なし
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派遣人数 | 2名 |
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法学研究科への入学予定者も含みます。
- ※2
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英語またはフランス語のいずれかのプログラムを選択できます。
- ※3
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参加言語が英語の場合、母語または第一言語が英語である学生、または英語圏国籍を有する学生であっても、最終学位を取得した教育機関が所在する国の公用語が英語でない場合は、英語能力を証明する必要があります。
- ※4
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参加言語がフランス語の場合、母語または第一言語がフランス語である学生、またはフランス語圏国籍を有する学生であっても、最終学位を取得した教育機関が所在する国の公用語がフランス語でない場合は、フランス語能力を証明する必要があります。
- ※5
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英語プログラム参加者がフランス語による授業科目を履修する場合は、フランス語能力証明が証明です。逆に、フランス語プログラム参加者が英語による授業科目を履修する場合も、英語能力の証明が必要です。また、日常生活においてはフランス語が使用される場面が多いため、生活に支障のない程度のフランス語力を事前に習得しておくことが推奨されますが、必須条件ではありません。
母語 ・・・幼少期より使用している言語(複数言語になる場合もあり)
第一言語・・・母語の中で、日常生活において最も上手く使いこなせる言語
※一般的に日本で使用されている「母国語」は出身国の言語を表す
学費と諸費用、住居
学費
本プログラム参加者は、派遣期間を含み、同志社大学を修了するまで、全学費を同志社大学に納めていただく必要があります。
ブリュッセル自由大学修学期間の授業料は免除されます。
授業料以外の費用[査証(ビザ)申請、旅費、滞在費、その他費用(保険など)]は、全額自己負担となります。
現地生活費の目安
850~1,150ユーロ/月(住居費込み)
住居
キャンパスに留学生寮はありません。
ブリュッセル自由大学の紹介でキャンパス周辺の住居を個人手配する必要があります。
Accommodation
参加方法
審査時期および提出書類等の詳細は、参加方法ページで確認してください。
ブリュッセル自由大学による受入審査
同志社大学で行われる適性審査(第1次審査)に合格し推薦学生となった後、ブリュッセル自由大学による受入審査(第2次審査)を経て、入学許可書の発行をもって派遣留学が確定します。
その他
留学レポート
facebookでは、先輩たちの毎月の留学レポートを公開中です。参加を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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パンフレット
ブリュッセル自由大学の留学生向けパンフレットです。
Université libre de BruxellesUnive International Brochure