春学期は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大学への入構を制限し、すべての授業を原則としてオンライン授業の形で行わざるを得なくなりました。やむを得ないこととはいえ、皆さんには、ご不便をおかけいたしました。大変申し訳なく、また残念に思っております。

　すでに周知されておりますとおり、同志社大学では、秋学期の授業をオンライン授業と対面授業の2形態で行うこととなりました。
　日々の暮らしが、感染防止に留意しながらも平常に戻りつつあるなか、大学だけが規制を続けることには批判があります。せっかく大学に入ったのに、毎日、なぜ大学で普通に学べないのか、と悔しく思っておられることと思います。ただ、感染リスクは依然として存在します。すべての授業について、これまでどおりの対面授業が実施できるわけではありません。それなら、むしろ、すべてオンライン授業のほうが安全でよいと思う人もいるでしょう。
　6月末に実施したアンケートでは、対面授業の実施を求める声とオンライン授業の継続を望む声の２つに分かれておりました。

　法学部では、秋学期、2年生以上が履修するゼミ等を対面の形式で実施できるよう、受講生が1m間隔で着席できる教室を準備しました。
　1年生については、まだゼミが始まっていませんので、法律学科の基礎科目「民事手続法概論」と「刑事手続法概論」、政治学科の「政治学基礎A、B」を教室で実施することにしました。ただし、法律学科の基礎科目では、自宅でも受講できるよう、オンライン授業（動画のオンデマンド配信形式）を併用します。
　また、春学期に寄せられたご意見、ご要望を踏まえ、受講生が自由に質問や連絡ができるような環境を設定する（e-class等による双方向性の確保）、動画配信を増やすなど、オンライン授業の質の向上をはかっています。
教材印刷については、ネットワークプリントサービスのほか、学内での印刷に対する補助もありますので、ご利用ください。

　なお、一部の科目で対面授業が始まることに伴う登録および受講上の注意事項につきましては、大学および法学部ホームページ、DUETに掲載しております。必ず、ごらんになってください。

　秋学期、皆さんとキャンパスでお会いできることを、教職員一同、楽しみにしております。