同志社大学 法学部・法学研究科

東呉大学
(ダブル・ディグリープログラム)

東呉大学
台湾・台北市に本拠地を置く私立大学である、東呉大学School of Law(法学院)と協働実施している学位取得プログラムです。
本プログラム参加学生は、同志社大学と東呉大学で1年ずつ修学します。
双方の大学で所定の単位を修得のうえ2種類の修士論文を提出、最終審査に合格することで両大学からそれぞれ学位が授与されます。

特長
  • 中国語プログラム
  • 両学位取得に必要な学修期間を最大2年短縮することができる
  • 帰国後の単位認定申請(任意)により、最大10単位分まで修了単位として認定される

東呉大学

東呉大学は米国メソジスト監督教会の下、中国初の西洋式大学として1900年中国蘇州で創立され、中国政府による大学改編後、1951年に台北市で復興した台湾初の私立総合大学である。台湾内の大学で唯一、台湾教育部によるTeaching Excellence Program賞を2005年から12年連続で受賞する等(2018年12月時点)、大学として教育の質の高さが有名だが、なかでも法学院は歴史が古く、台湾内で最高教育機関のひとつとして認識されている。

大学周辺地図(School of Law)
※Following information is for program participants from Doshisha University. Students from Soochow University can jump to the information page for partner students from here.

プログラム概要

構成

2年間を4学期に分けて履修します。
1年次の春学期は同志社大学で科目群を履修します。
そして、秋学期から翌年6月まで東呉大学で科目群を履修します。
最終学期となる2年次の秋学期に同志社大学へ戻り、残りの科目履修と同時に修士論文2編(同志社:英語論文、東呉:中国語論文)を完成させます。
学位授与式は3月下旬に同志社大学で行われます。

学年授業期間履修科目/単位数
1年次春学期(4月~8月)<同志社大学>
7科目(14単位)
修士論文指導(DU1)
秋学期(9月~1月)<東呉大学>
15科目(30単位)
2語学科目(6単位)
2年次春学期(2月~6月)
秋学期(9月~2月)<同志社大学>
6科目(12単位)
修士論文指導(DU2)
修士論文(DU)
<東呉大学>
修士論文(SU)
※表内の科目および単位数は参考例、1年次参加の場合

修了要件

同志社大学
修了要件30単位修得
修士論文(DU)最終審査合格(単位付与なし)
取得可能学位修士(法学)

修了必要単位数は30単位です。
留学終了後、東呉大学で修得した単位を最大10単位分まで同志社大学修了単位の一部として認定申請することが可能です。
同志社大学では1科目あたり2単位の授業が中心となります。
修士論文は英語論文を執筆します。

東呉大学
修了要件36単位修得
修士論文(SU)最終審査合格(単位付与なし)
取得可能学位Master of Laws

修了必要単位数は36単位です。
そのうち、最大12単位まで同志社大学で修得した単位を認定することが可能です。
東呉大学では1科目あたり2単位または3単位の授業が中心となります。
修士論文は中国語論文を執筆します。

参加要件

本プログラム参加推薦を受けるためには、参加申請時に以下の要件を全て満たしている必要があります。

対象者前期(修士)課程 私法学・公法学専攻
  • 法学研究科入学手続き完了者含む
  • 2年次生の参加可※1
中国語力
(ひとつ選択)
華語文能力測検(TOCFL) B
  • 項目指定なし
中国語検定(HSK) 4級
  • 項目指定なし
英語力※2不問
国籍制限あり
  • 台湾籍学生の本プログラム参加不可
派遣人数3名

※1 修了までに3年を要します。さらに一般コースとはプログラム修了要件が異なるため、別途必修科目の履修が必要です。
※2 英語試験による語学力証明は必須ではありませんが、同志社大学へ提出する英語論文1編を完成させるだけの英語力が求められます。また、同志社大学での必修科目は英語で実施されます。
母語・・・幼少期より使用している言語(複数言語になる場合もあり)
第一言語・・・母語の中で、日常生活において最も上手く使いこなせる言語
※一般的に日本で使用されている「母国語」は出身国の言語を表す

学費と諸費用、他

本プログラム参加者は、同志社大学を修了するまで、全学費を同志社大学に納めていただく必要があります。
留学期間中は特別在籍料(1年間30万円)のみ納入いただきます。※1
東呉大学修学1年分の授業料は免除されます。
授業料以外の費用[ビザ申請、旅費、滞在費、その他費用(保険など)]は全額自己負担となります。

現地生活費の目安
14,000~26,000台湾ドル/月

住居
希望者は大学寮への入寮申請が可能です。
Room & Board

※1 2025年度まで本学奨学金を自動支給

参加方法

審査時期および提出書類等の詳細は、参加方法ページで確認してください。

東呉大学による受入審査
同志社大学で行われる適性審査(第1次審査)に合格し推薦学生となったのち、別途東呉大学で行われる受入審査(第2次審査)を経て最終的に派遣が決定します。

参加実績
2022年度
※facebookで参加学生の留学レポートを公開しています。
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