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現代政治コース/教員と学生の対談

現代政治コース対談

市川 喜崇(専門分野)行政学・地方自治
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ゼミ生(4年次生)

政治のダイナミズムを捉え、自らの言葉で分析、提言する。

教員:
どんな関心を持って、このコースを選んだのかな?

ゼミ生:
「現代政治」に興味を持つきっかけとなったのは、先生の「現代民主主義」の授業です。テレビや新聞で報道されるニュースが、政治のある側面しか伝えていないことに気付かされました。自分たちの生活に直接関わる日本の政治について、本質的な問題から知りたいと思いました。

教員:
なるほど。確かにメディアが伝える政治の局面や結果だけでは、政治全体を俯瞰することはできませんよね。政治は、それぞれに利害を背負った人が参加する営みです。たとえば政策が進んでいる時に、国会や政党がどのように機能しているのかといった政治のメカニズム、意思決定のプロセスを理解する必要がありますね。

ゼミ生:
そうですね。このコースで学ぶようになって、政治の「いま」を捉えるだけではなくて、「これから」を考えるようになりました。

教員:
「大都市制度」をテーマに研究を進めていますよね。

ゼミ生:
はい。現行の制度をどのように改革していくか、これからの地方自治の在り方に興味があります。

教員:
「今まさに動いている政治」を扱うのが、現代政治コースの特徴ですね。政治現象を後追いで解説するのではなく、現在、議論されている改革プランを分析・評価して、構想していくところに面白さを感じて欲しいですね。

ゼミ生:
そうですね。改革を推進しようとする政治家と、その問題点を指摘する専門家や団体が議論を交わしているのをリアルタイムで追うことができますからね。確かに、多くの可能性や選択肢がある題材を扱うので、面白いのは間違いないのですが、その半面、テーマによっては日々進展がありますから、様々な意見を吟味するのが難しいと感じることもあります。

教員:
議論が開かれているテーマを扱う時に大切なのは、自分はどの立場を取るかを選ぶことですね。特にこのコースで学ぶのは政治ですから、政策内容だけにフォーカスしても仕方がない。ある決定がどのような利害関係を元になされたのか、次にどういった変化をもたらすことになるのかなど、これまでの過程と、これからの予測も含めて考察する必要があります。

ゼミ生:
先生のゼミでは、文献の講読に力を入れていますよね。

教員:
ええ。自分のテーマを見つけるためにも、いろいろな考え方の軸を持った見解を読み込むことで、政治を研究するための様々なアプローチの方法を身に付けて欲しいんです。吟味を続ける中で、学問的な関心を高めると共に、自分の関心を掘り下げる姿勢を磨いてもらえたらと思っています。

ゼミ生:
確かにゼミの授業に取り組んでいるうちに、政治を自分事として捉えるようになってきました。同じゼミを受けていても、人によって研究するテーマや切り口が分かれていくのも面白いですね。

教員:
提出されるレポートや、プレゼンテーションを見ていても楽しいですよ。皆さんがご自身の言葉で政治現象を分析して、提言しようと努力されているのがはっきりと分かりますからね。