このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

資格試験をめざすあなたへ

「資格取得」の道へ進んだ卒業生から皆さんへ

資格試験の挑戦と合格後の道のり(司法書士・2007年3月法学部法律学科卒業)

資格試験のきっかけ
 私は、大学の4 回生の終わり頃から司法書士試験の勉強を始めました。
 きっかけは、私の先輩に当たる方が司法書士試験に合格し、司法書士は稼げるという話を聞いたことが理由です。
 そんな安易な気持ちで始めたのですが、実際は試験に合格することは、それほど甘くなく司法書士試験に5 回落ち、6 回目の試験でやっと合格することができました。
 資格試験に合格するための近道については、(私は司法書士試験しか受けていないので、司法書士の試験の事しか分かりませんが)試験に受かった人に聞くなどして、どの本を勉強して受かったのかの情報を収集しましょう。そしてその本の全てを隅々までひたすら覚えることが合格への近道だと思います。

資格試験に合格してから
 資格を取得した後は、多くの方が司法書士事務所に就職し実務を経験します。
 そこで、不動産取引の立会などの登記業務や相続等の法律相談など様々な業務を経験すると思いますが、自己の責任で的確に判断することを求められ、非常にやりがいのある仕事だと思います。
 また独立開業の敷居もそこまで高いものではなく、私の司法書士の同期でも既にかなりの人数が独立しており、努力次第では、自分で事務所を持って経営することも十分可能な職業です。

最後に
 今、資格試験を目指して頑張っているのであれば、必ずその試験に合格しましょう。
 中途半端に資格試験を受験しても、無駄な時間を過ごすだけで、社会人として乗り遅れ、最悪の場合人生棒に振ってしまいます。
 私自身も初めの3 年位は適当な勉強方法で受験し、無駄な時間を過ごしてしまった苦い記憶があります。
資格試験をもし本気で目指すのであれば、まずは試験に合格することだけを考えて毎日を過ごしましょう。資格試験に受かるのに努力以外の特別な才能は必要ありません。
 そして受かった後は、自分に無限の可能性が広がっています。
 資格試験に挑戦される皆様の成功を心より祈っております。

自分のやりたいことを考えること(有限責任監査法人トーマツ・2015年3月法学研究科公法学専攻博士前期課程修了)

【現在】
 私は2015 年に公認会計士試験に合格し、現在有限責任監査法人トーマツで働いています。資格をもって働くということは、新入社員であっても有資格者として接していただくことが多く、自分自身の判断が求められ、一つ一つの判断に責任の大きさを感じつつ、そのことを楽しみながら働いています。会計監査のプロフェッションとして自己研鑽は必須ですが、社会に出てすぐに責任の大きな業務に携わることで成長のスピードは速いように思います。また公認会計という仕事では、様々な業界や会社規模も小さい会社から大きな会社まで、本当に色々な方々と接する機会があり、その中で会計監査以外の知識を得ることができ、貴重な経験もすることができる点が魅力です。

【学生時代】
 大学4 回生の時に公認会計士を目指し始めました。元々は別の資格を目指そうと考えていましたが、もう一度自分のやりたい仕事は何かを考えたときにその資格ではないと思いその勉強を辞めました。その時、周りは就職活動し内定をもらっているような時期だったため、自分も就職活動をしないといけないと焦って活動したこともありましたが、やはり自分のしたい仕事は何か考えた結果、資格を持って働きたいと思い、公認会計士を目指しました。当時の私は会計監査の知識が全くなかったので、大学院に進学し勉強しながら、公認会計士の資格試験にチャレンジしようと考えました。大学院の勉強と資格試験の勉強の両立は時間的に大変ではありましたが、将来の仕事にも活かすことができることを学んでいたので、ネガティブなものではなく、プラスに捉えていました。また大学院では、周囲も志高く勉強している人が多いので、勉強するには良い環境でした。

【資格試験を目指す皆さんへ】
 私は公認会計士として働くと決意するまでに回り道をしましたが、今自分のやりたい仕事ができているので結果的に良かったと思っています。色々悩んだ結果、やりたいことにたどり着いたと思っています。資格試験を目指す学生は企業への就職を目指す人に比べて少なく、合格できるのか不安に思うことも多いと思いますが、自分やりたい仕事、将来像をイメージして、チャレンジすることが人生においてプラスになるので、ぜひ頑張ってください。

得られるものは資格だけではない(司法書士、行政書士、土地家屋調査士・2010年3月法学部法律学科卒業)

資格を持って働く
 私は大学2回生から司法書士試験の勉強を始め、4回生のときに合格することができました。
周囲の友人が学生生活を謳歌している隣で毎日机に向かっていると、時には滅入ってしまいそうになることもありました。
 しかし、卒業と同時に司法書士として働くことができたため、自分の実力以上の業務を担当させていただき、早いスピードで成長できたと感じています。また、学生時代に資格試験の勉強をしたことで、周りに流されるのではなく、自分が本当にやりたいことを考えてチャレンジするというベースが自分の中にできたように思います。

資格という立場が人を作る
 資格を取得するということは、一定の立場に立つことだといえます。
 大きな組織の一員として働く場合、様々な実績を積み重ねて内部の信頼を得なければ、責任ある仕事を担当したり、決裁権を持つことはできないケースが多いと思います。一方で資格を取得すると、実績を積むことを待たずして責任ある業務を自分の判断を基に遂行していくケースが多々あります。
 社会に出てすぐに責任ある業務に携わることができるのは、資格を取得する魅力のひとつだと思います。

思考力とチャレンジ精神
 今、資格試験の勉強をしている学生は、企業への就職を検討している学生と比べれば少数派ではないでしょうか。少数派であるが故に資格試験を受験するという選択が正しいのか不安になったり、本当に合格できるのか自信を持てなかったりすることもあるでしょう。
 しかし、周りに流されず、自分の進路や将来という抽象的で正解のない問題について考えることや、合格や成功が約束されていない難関にチャレンジする経験は、あなたの人生において必ずプラスになります。
 「独立すべきか否か」、「転職すべきか否か」という周りに流されるべきではない問題に直面したときや、自社にノウハウがない業務の依頼を受けたとき、きっと資格試験に挑戦した経験が生きるはずです。
 自分の可能性を信じて資格試験にチャレンジしている皆様を心より応援しております。また、試験合格後のご活躍を祈念しております。